直営が極端に少ないフランチャイズ本部は、正直危険だと思っている

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フランチャイズ本部で仕事をしていた時、
加盟検討者の方からよくこんな質問を受けていました。

「直営校って何店舗あるんですか?割合は?」

「もう直営作らないんですか?」

加盟者は本部が直営を定期的に出していないと、不安になります。
私自身も直営が極端に少ない、今後増やす気がない本部は、ちょっぴり危険かな
と考えています。

これは加盟者を不安にさせたいからではなく、
本部として“まともに運営しようとすると避けられない構造”の話です。


フランチャイズにおける直営の役割は「儲け」ではない

まず前提として整理したいのは、
直営校の目的は利益最大化ではありません。

直営校の本質的な役割は、次の3つです。

・施策の実証
・オペレーションの検証
・失敗を許容する実験場

新しい集客施策、料金設計、講師配置、システム導入。
これらをいきなり加盟校に投げる本部は、無責任です。

本来は直営で試し、失敗し、数字を見て、
「これなら再現できる」と判断したものを加盟校に展開する。

これがフランチャイズ本部の最低限の責任だと考えています。


直営が少ない本部で起きがちな構造的問題

直営校が1校だけ、あるいは形だけ存在している本部では、
次のような問題がほぼ確実に起きます。

1. ノウハウが検証されていない

成功事例が「たまたま上手くいった1校」になりがちです。

その校舎が
・立地が良かった
・人が優秀だった
・タイミングが良かった

この要素を切り分けられていないまま
「うちはこのやり方で成功しています」と説明してしまう。

これは再現性ではなく、運の要素が非常に強い場合が多いです。


2. 加盟校が実験台になる

直営で試せない分、
新しい施策はすべて加盟校で試されます。

結果として
・うまくいけば本部の手柄
・失敗すれば加盟校の責任

という、良くない構造が生まれます。


3. 現場感覚がどんどんズレていく

本部が現場を知らなくなります。

・オペレーションのしんどさ
・人が辞めるポイント
・マニュアル通りにいかない瞬間

これらは数字や報告書では分かりません。
直営を持たない本部は、現場から必ず乖離します。


なぜ「直営を増やさない本部」が存在するのか

何故か、それは

・人件費が重い
・そもそも儲かってない場合
・利益率はFC展開するより良くない
・管理コストがかさむ

だからこそ、
加盟校を増やす方が楽で、会社としては安定しやすいのです。


良いフランチャイズ本部ほど、直営を軽視しない

健全な本部は、だいたい同じことを言います。

・直営で回らない仕組みは加盟校でも回らない
・直営の数字は「そのまま渡すものではない」
・失敗はまず本部が引き取る

直営が複数ある本部は、
地域差・人材差・運の要素を前提に設計しています。

だからこそ、
加盟校に対しても現実的な説明ができる。


フランチャイズへの加盟を検討している方は、、、

フランチャイズを検討する際、ぜひこの視点で見てほしいです。

・直営校はいくつあるか
・何年運営されているか
・直営で何を試しているか
・直営の失敗談を語れるか

成功談しか出てこない本部は、かなり危険信号です。


本部として、直営を持つ覚悟があるか

最後に、本部目線の結論です。

フランチャイズ本部を名乗る以上、
直営を持つことは「オプション」ではありません。

それは
加盟校の未来に対する覚悟であり、
フランチャイズビジネスを展開する”責任”だと考えています。


会社紹介|株式会社NAMIKI LAB(ナミキ ラボ)

株式会社NAMIKI LAB(ナミキ ラボ)は、
フランチャイズ本部向けのシステムを専門に受託開発している会社です。

FC本部特化だからこそ、
・本部業務の流れ
・加盟営業・SV・店舗運営の実態
を理解したうえで、
「本当に必要な機能」を前提にした逆提案を強みとしています。

単に「作る」のではなく、
・現場で使われるか
・営業や運営が楽になるか
・属人化を防げるか
という視点でシステムを設計します。


ご相談について

・こんなツールが欲しい
・既存システムが使いづらい
・まずは情報交換から話したい

といった段階でも問題ありません。

要件が固まっていなくても大丈夫です。
現状の課題整理からご一緒できますので、お気軽にご相談ください。